◆市場連動シフトプランについて
通常の市場連動プランに、電力需要期(夏季7~9月、冬季12~2月)の価格
高騰の危険性を避けるために、その期間内だけに大手電力(東北電力など)の通常プラン程度に上値制限プランを設定するという市場連動プランの改良型です。
◆具体的には、東北電力を例にとると、電力需要期である、夏季(7,8,9月)と冬季(12,1,2月)に価格が高騰し、東北電力の通常プラン(業務用は業務用電力、産業用は高圧電力S)と比較し東北電力を上回った場合、東北電力の通常プランに新電力会社の管理料をプラスし、それをもって価格の上限とするというシステムです。 上記以外の年間各月については、従来どおりの市場連動プランの価格に新 電力会社の管理料が加算された料金となります。
◆このタイプは上記(7,8,9,12,1,2月)に関しては、上限が設けられていますので安心ですが、それ以外の月に関しては市場連動型と同じように、
突発的な戦争や原油価格の高騰などに対する市場価格の高騰などに関して
思わぬ高値となる危険性があります。
その代わり、市場価格が年間を通して大手電力(東北電力など)より価格が下回っていれば市場連動型のメリットを年間を通して享受することができます。
これらに関しては、世界的な視野に立つ市況の分析や予想が必要になるでしょう。 どうしても完全に価格高騰をおさえたいということであれば、多少価格が高くても(とはいっても、東北電力などの大手電力よりは、かなり割安ですが) 完全固定型が安心といえます。 なお、このタイプは1年間の契約期間内解約に関しては、損害金が発生します。